(๑╹◡╹๑)@tsuchie88立ち止まって引き返せるようになっただけで、みずほとしては大進化で、これが以前だったら「MINORI回廊はエンジニアの死体と鬱病銀行員によって舗装された! 興銀万歳!」って感じでネバーエンディングプロジェクト❌やってたよな
2023/03/30 07:53:12
2023/03/30 LINE みずほフィナンシャルグループLINEおよびみずほフィナンシャルグループ、新銀行開業に向けたプロジェクトの中止に関するお知らせ
「安心・安全なサービス提供には更なる時間と追加投資が必要」
LINEと組んでも失敗したというのが絶望的すぎる。いったい何があったんだ。
— 伊藤 祐策(パソコンの大先生) (@ito_yusaku) March 29, 2023
((☛(ひわい)☚))@blu_youまあ同じグループ内で、どうしてもPayPay銀行ともバッティングしますしねぇ
2023/03/29 23:44:27
(๑╹◡╹๑)@tsuchie88迷走の末の開業断念、結果としては残念だけど英断だとは思う。一方で、ZHDとしては金融戦略の中核としてPayPay銀行が浮上することになると思うけど、LINEとPayPay銀行の融合はこれはこれで難題ではないか?
2023/03/29 21:47:49
PayPay銀行の勘定系システムは、LINE銀行が当初採用を予定していたFBaaSのベースになったW-Bankで、システムとしてはちょっと古い。FBaaSを使った方がよさそうだけど、1号ユーザーのソニー銀行(W-Bankを使ってる)への適用に難航して置き換えができてない。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
LINEはFBaaSを断念後、海外の金融事業で勘定系として採用していた韓国製のBankwareを改めて採用して開業に向けて準備していたが、PayPay銀行の方はソニー銀行のように置き換えの方向性が見えなかった。W-BankはSolarisベースで、後継のW-Bank2がLinuxベース。共にRDBMSはOracleを使ってる。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
FBaaSもOracleベースで、富士通のマネージドクラウド上で動作するマイクロサービス指向の次世代勘定系として発表されたが、採用したソニー銀行はAWS上でAmazon Auroraで動作するよう設計変更を要求、適用には時間がかかっている。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
LINE銀行は当初は実績のあるW-Bank2を使って開業し、ソニー銀行のAWS上で動作するFBaaSの完成後に起き狩る構想だったみたいだけど、その後FBaaS採用に舵を切った模様。この辺りからすでに迷走していたわけだけど
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
迷走の理由はいくつかあると思う。まず、LINEがYahoo! Japanと経営統合してZHDの傘下に入ったこと。ZHDは、PayPayやPayPay銀行を中核とする金融事業を傘下に入れていたので、銀行部門としては競合する関係にありこの辺りの戦略整理がないまま、開業準備が進んでいった。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
というのは、すでにLINEはタイや台湾など海外では銀行部門があって独自の金融戦略を展開してるけど、ZHDとしてはやはりPayPayを中核とした戦略があって、この辺りの考え方が整理しないまま事業展開が進んだという点が問題だったと思う。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
特に、LINE銀行は韓国で大成功を収めたKakao Bankのようなメッセージツールを中心に金融事業を展開する方向性がある一方で、PayPayは中国のQRコード決済に触発されてかなりのシェアをすでに持っている。この二つ自体がかなり方向性が違うと思うんだけど
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
二つ目が、LINEとPayPayというすでにかなりユーザーベースを獲得している基盤の上に展開する金融事業なので、システム要件がかなり過大になったのではないかという気がしている。先行するKakao Bankは、開業から5か月で500万人、2000日で2000万人と猛烈な勢いで顧客を獲得している。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
これを支えるシステムは、マイクロサービス指向のクラウドベースのスクラッチ開発された勘定系システムで、デビットカードやローン機能、貯金箱機能などをアプリ上でミニアプリとして次々にリリースするなど顧客増加と新サービスの展開がものすごく早かった。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
こういった条件を実現するためには、単純に既存のネット銀行向けのシステムでは足りないだろうし、新規開発するにしても既存のパッケージを元に開発するにしても技術的なハードルが高い(海外製パッケージを使うにしても国内の規制や決済システムとの接続に追加開発が必要)と思う。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
そして、金融面でパートナーになっているみずほが、2021年に大規模なシステム障害を起こして、混乱を収拾することができなくなったという点もあるとは思う。リソース面では競合はしないと思うけど、やはり親会社が迷走してプロジェクトが混乱したという側面もあるとは思う。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
※みずほ銀行、金融庁による8回目の業務改善命令で過去最大級の怒られが発生(2021/11/27)
元々、開業延期の段階で追加出資とみずほによる関与強化が実施されているけど、この後のシステム障害混乱なので、みずほ側のキーマンになる人も大分退任したり、障害対応で取られてしまったというところもあるんではないか?
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
そして最後に競争環境の変化。開業の遅れの間にも、コロナの蔓延や決済サービスを取り巻く競争環境は大きく様変わりして、銀行構想当初とは大きく異なっている。特に、楽天は口座数が1000万を超えるなど圧倒的なシェアを占めているし、三菱UFJはauやイオンだけでなく、Docomoとも提携を深めている。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
SMBCがTポイントと提携したり、自前の総合口座サービスOliveを展開するなど新興勢力だけでなく、既存勢力も大きく力を付けてきた。みずほ自体も、木原体制で楽天との提携を深めるなど、前提条件が異なってきている。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
極めつけが、SVB破綻に続く金融の混乱が将来的な金融規制強化の方向に向かえば、開業にこぎつけたところで先行きがよくわからなくなってしまう。テック企業の株価下落で、ZHDの親会社SBの資産も目減りしているし、ジャックマー帝国の解体と個別上場など、直近でも急展開し始めている。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
態勢立て直しに向けてこの1年半くらいかなり頑張っていたとは思うんだけど、立ち止まって引き返すにはいいタイミングではないかと思う。そういう意味で、英断だとは思う。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 29, 2023
うでパスタ@UDPastaネットで新銀行つくる前に自行のネットバンキングやり直せや
2023/03/30 15:02:41
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8411