タイのタイトル文字が凄すぎる! タイ語版『けいおん!』『みなみけ』

あまり知られていませんが、日本のマンガは微笑みの国タイでも大人気で、本屋に行けば日本のマンガをずらりと見つけることができます。今回はそんなタイのお話。

タイ語を勉強したことがある人ならわかると思いますが、アルファベットのように子音⇒母音という順番になっておらず、母音が子音の右についたり左についたり上についたり下についたり、声調記号が他の文字との組み合わせで意味が変わってしまったりと、タイ文字は相当に難しいです。アルファベットとは比較になりません。





さて、そんな難しいタイ文字ですが、今回ご紹介するものを見れば親しみが涌くのではないでしょうか?

まずは、『けいおん!』。日本語版と、私が現地で手に入れてきたタイ語版を並べてみましょう。(※色合いが違うのはスキャンの問題です)



↑日本語版

↑タイ語版



タイトルロゴに注目してください。






めちゃ似てる…!


タイの書店でこれを見つけたとき、一瞬日本語版が売っているのかと思いました。
このタイ文字は เค-อง! と書いてあるのですが、上手く平仮名に似せたもんですね。(発音は「ケーオン」)

ただ、アンプのコードがギターに繋がってないのが気になりますが…。





そして、もっとすごいのがこれ。『みなみけ』!


↑日本語版

↑タイ語版



タイトルロゴが隠れていてわかりづらいので、もっとわかりやすい別のページで比べてみましょう。











普通に「みなみけ」って読める…。ギャル文字よりも読みやすいんちゃうか?

これはタイ文字では มินามิเกะ と書いてありまして、この平仮名の「み」みたいに見えるものはアルファベットの "M" に相当します。
「み」の上の横棒は "I" に相当し、
"" は "N"、
"" は "A"、
"มิ" は再び "MI"。  
"" は "K" で、
"" と "" はあわせ技で "E" ですので(なんと間に子音を挟むのだ!)、
"เกะ" の3文字で "KE" です。

よって "มินามิเกะ" は全部あわせて "MINAMIKE"、つまり「みなみけ」と書いてあります。タイトル日本語のままでした。驚き。

ちなみにタイトルロゴに挟まれてる(日本語版ではローマ字で MINAMI-KE と書いてある部分)謎の文。「สามสาวซ่าฮายกแก๊ง」は、Google翻訳で調べると「ギャングを持ち上げる三人のサハラ」と出てきました。何だ「サハラ」って! 誰かタイ語がわかる人教えてください。





もしかして、タイ文字はデザインを工夫すれば日本語そっくりに書けるのか? まさか漢字も!?

というわけで、『鋼の錬金術師』のタイ語版を手に入れて比べてみました。


↑日本語版

↑タイ語版


流石に漢字はそっくりに出来なかったみたいですね。残念なような、なぜかほっとしたような…。

ちなみに、カバーに40とか45とか数字が見えますが、これは値段です。40バーツはおよそ106円。45バーツは120円くらいです。安い。(ただし紙や印刷の質はかなり粗末です)

管理人サザえもんも、もう1回タイ語を勉強してみようかと思います。今度は文字で挫折しないよう頑張ってみたいです。

ではまた!






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