大規模サイバー被害のニップン(旧日本製粉)、未だに経理部門が非情かつ残酷な手作業を強いられ決算報告が遅れる事態に



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2021/11/12 ニップン
2022年3月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出のお知らせ
https://www.nippn.co.jp/ir/announcement/disclosure/index.html

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・サイバー攻撃の概要
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「2021年7月7日未明から(中略)大部分のサーバー及び一部の端末に対し、同時多発的に全部または一部を暗号化するといった内容のサイバー攻撃によるシステム障害が発生」
「被害対象は当社単体の財務管理、販売管理といった主要な基幹システムサーバーやデータが保存されているファイルサーバーを含め広範囲に及び、グループネットワーク内で運用している国内グループ会社の販売管理システム(11社利用)と財務会計システム(26社利用)もその対象」
「システムの起動そのものが不可能であること、サーバーの早期の復旧に有効な技術的手段が現状確認されていないこと、さらに、システムのデータバックアップを管理するサーバーにおいても同様の状況であり、データの復旧に有効な技術的手段も現状確認されていない」
「ランサムウェア、その他マルウェアに該当するものは発見されておらず、調査にあたっている外部専門家の見解によれば、本件発生の直接要因は攻撃者自身による直接の不正アクセスによるものと推定」

・第2四半期決算作業の状況について
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「第2四半期については、会計データに連動している業務管理や物流管理など停止した基幹システムの復旧が受発注機能のみを搭載した代替システムの仮復旧に留まっており、主要の基幹システム復旧が第3四半期末日以降にずれ込んでおります」
「正常な状態であれば、各システムに入力された日々の取引データが自動的に集計・作成され、その後、振替伝票データへの変換・財務会計システムへの自動取り込みという一連のプロセスが全て手動に置き換わりました」
「その結果、当面の間は、決算処理の元となる帳票をエクセル等による手作業で作成せざるを得ない状況となっております」
「経理部門においても、第1四半期決算では印刷物で保管されていた振替伝票を財務会計システムに入力しなおす単純業務が作業の中心となっておりましたが、第2四半期決算では決算の元となる資料の作成完了までに相当の労力を要することもさることながら、手作業で作成された帳票類をもとに本来自動作成されていた振替伝票を一から作成する必要があり、第1四半期決算と比較し、より多くの作業時間を要しております」







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https://finance.yahoo.co.jp/quote/2001.T/chart